この度ご紹介させていただきますのは、西安建築技術大学生態環境材料研究所が研究開発した素材により作られる植物繊維エコ植木鉢とエコ育苗ポットです。
これらの製品は麦わら、トウモロコシの茎、もみ殻、サトウキビ、ピーナッツの殻等農作物からでる廃品を用いて製造されます。
本製品は従来の陶器製やプラスチック製のものに比べ環境に与える悪影響が少なく、生産コストも比較的安く抑えることができ、安定供給できるという利点があります。
たとえば、陶器製の植木鉢の製造のためには大量に土、粘土を採取する必要があります。そのため多くの貴重な土地が採取場と化してしまいます。また焼成のために石炭を燃やすため大気汚染の一因ともなります。さらに出来上がった製品はかさばって重く、壊れやすく、製造や運送にコストがかかります。使用後、リサイクル処理されることはまれで、生態環境のへ負担も増えます。
石油化学製品の植木鉢は劣化しやすく、劣化後は耐久性が落ち割れ易くなります。またプラスチック製植木鉢、ビニール製育苗ポットはともに自然には溶解しないため、適切に処分するためには専門業者に回収してもらう必要があり、処分に相当の費用がかかります。 もし割れた破片、断片等が土壌に残るようであれば100年経っても自然に溶けて戻ることはなく絶えず土壌の劣化を引き起こし、穀物、野菜、草花の生育、さらには生態系にも影響を与えます。またもし水辺に放置されれば水を汚染し、水質に影響を与えます。燃やせば10種類以上の有毒ガスが発生し、大気を汚染します。プラスチック製品の原料は限りある石油資源を消耗しますし、世界の原油価格の上昇に伴い生産コストはますます高くなります。
最近では溶けるプラスチックや紙製のポットも登場してきていますが、生産コストも割高で、紙製であれば強度、耐水性等の面で引き続き改良が必要でしょう。また原料の採取のためには多くの木材を必要とします。一般に1トンの製紙用パルプを得るためには2立方メートルの木材が必要とされています。2立方メートルの木材を育てるためには約330平方メートルの土地を用い、十数年かけなければなりません。ゆえに紙製であっても環境に与える影響は少なくないといえるでしょう。
ですがこの植物繊維エコ植木鉢、育苗ポットであれば、上記の製品の持つ問題すべてをほぼクリアすることができます。
この製品で用いられる素材は本来ただ捨てられてしまう農作物の廃品を利用し製造しますから、原材料は安価で豊富です。また生産コストは安く、生成された製品は軽く丈夫で変形しにくいという特徴があります。製品が軽いため輸送にかかる費用も安く抑えることもできます。
また原材料が植物ですから使用後は自然に分解され有機肥料ともなりますし、たとえ焼却したとしても石油製品で生じるような有害物質はありません。環境保護という観点からみて非常に合理的です。
当製品で使用されている技術は1997年に実用化に成功し、すでに使い捨ての食器等に応用されています。他にも植物繊維発泡包装材料、植物繊維軽量壁材および、製品トレイ、などにも応用されています。
さらにこの技術はすでに中国国内において新華社、中央テレビ局、浙江テレビ局、?西(せんせい)テレビ局、人民日報、中国工商時報等多数のメディアにより紹介されています。ご存知のとおり中国は現在急速な経済成長を遂げています。その代価として環境破壊、環境汚染が大きな問題となっており中国国内においても環境保護に対する人々の関心は高まっています。そのような状況の中で食物繊維を利用して石油化学製品に代わるものを作ろうとこの技術が開発されました。
実際に成型された植木鉢は、プラスチックで作られたものと非常によく似ています。強度もプラスチックほどではないにしても通常その目的の用途にそって使用するのであればなにも問題はありません。
たとえば600mlの容積のものであれば80pの高さから落としても割れることはありません。耐水性にかんしてですが、100℃の熱湯を入れ30分間放置しても変形、破裂、溶解することはありません。
自然環境の中であれば一定の期間(1年〜2年)にわたり使用することができます。
お取引に関してですが基本的に受注生産となっております。製品の形状、色等すべてご要望に応じて生産することができます。
価格は製品の重さ1グラムあたり約0.6円にてお取引できればと思っています。
(生産は原料調達も含め中国にて行ないますから価格は円相場により変動します)
たとえば100グラムのエコ植木鉢であれば製品ひとつあたり約60円です。実際にはひとつの標準的な大きさのエコ植木鉢は50グラムから70グラムほどです。
エコ育苗ポットであれば10グラムほどですからから価格は1つ約6円です。
さらに詳しい点は下記までお問い合わせしてください。
m.iguchi@it-naviq.com
担当:井口 |